2016年3月18日

なんみんカフェ vol.3 シリア編 ありがとうございました!

日本に二度と帰れなくなりました


今まで会った全ての人と再開の予定はたちません

言葉も通じない

気候、風土も、食文化も国民性も違う土地で

日本国籍を捨て、難民になりました


ある日、日本の事を話してくれ

と言われ、集まった人たちの前で話す


日本米を食べたこともない

味噌汁も醤油も納豆も知らない

瓦屋根も水田もない、湧き水も飲めない土地で

日本語も通じず

ただ一人

日本について語らねばならない


通訳こみで一時間

何を伝えることができるだろう


これから一緒に生きて行くつもりの

新しい土地の人たちに


もし  自分がそうなったら

そこに日本米があったら

醤油が、味噌汁が、納豆があったら

どんなに心強いだろう


そう思って

バスマティライス、タヒーナ、ひよこ豆、ハラルの鳥肉、全粒粉、パセリ、夏野菜などを買い

フムス、クスクス、ビリヤニ、ボブス(チャパティになった)、などをつくりました


打ち合わせしたわけでないのに

シリアの方が自ら料理の説明をしてくれて、本当に嬉しく、ありがたく

今日思い出し、悲くもなりました


フムスは金曜の夜に家族が集まると食べると言っていた

クスクスはいろんな時にいろんなアレンジをされて食べると言っていた

彼は家族とそうやって生まれ育った土地の食事を囲む時間があるのだろうか


できることはある   小さくても

世界は近くなってつながっているから


なんみんカフェ  vol3  シリア編

ありがとうございました!


この企画は

企画主催:NPO法人なんみんフォーラム

協力:エントツそうじ


で、今回とvol.1で

エントツそうじは主に料理で参加させていただきました

非常に考え深く、楽しい、美味しい学びの多い企画でした


ゲストの方、なんみんフォーラム様、ご参加、気にかけていただいた皆さま、ありがとうございました!!


この企画が続いていくには、これまでとは違うハードルが出てきています。四月以降、状況をみてまたこのような企画を続けていけそうでしたら、できることをしていきたいと思っております